よく笑う赤ちゃんは頭がいい!?賢い子に育てる方法は?

赤ちゃんのにこにこ笑う顔は、とってもかわいくて癒されますよね!

でもその笑顔、実はかわいいだけじゃないんです。実は笑うことで赤ちゃんの脳の成長が促進され、頭がいい子に育つと言われています。

とりあえず元気に育ってくれたらいいや…と、この脳の発育にとって大切な時期を適当に過ごしてしまうのは、とてももったいないですよ。

なんたって笑うだけで赤ちゃんの今後の発達に大きなメリットがあるのです。お勉強をするとか、何かを買い与えるとか、難しいことは一切ありません。これからお伝えすることを意識して、もっと育児を楽しんじゃいましょう!

『赤ちゃんが笑う』とはどういうこと?

まず、赤ちゃんはどうして笑うのでしょうか。生理的微笑、あるいは新生児微笑という言葉を聞いたことありますか?これは生後2か月くらいまでしか見られないもので、赤ちゃんの意思とは関係なく寝ているときにだけ見られる反射反応のようなものです。

本当の意味で『笑う』のは、生理的微笑が見られなくなった後です。自分の意思で笑うようになると、人の顔などを見てにっこりとした表情になります。

これを社会的微笑といい、赤ちゃんの心身が健やかに育つのにとっても大切なんです。

どうして笑う赤ちゃんは頭がいいの?

赤ちゃんや子供の脳は、シナプスという神経細胞同士の繋ぎ目が増えることによって発達していきます。このシナプスの結合は0~3歳の3年間で、成人の大脳の80%ほどまで完成してしまいます。どうしたらこの短く大切な時期に、より多くのシナプスを増やせるのでしょうか?

答えは案外簡単です。

身体を動かす』『沢山おしゃべりする』『よく寝る

なんだか拍子抜けしてしまいますね。でも赤ちゃんには、動いたりおしゃべりしたり、なかなか思うようにできないこともありますよね。そこで大切なのが『笑う』ことなんです。

なんと笑うことで赤ちゃんの脳に刺激を与え、シナプスの増加を助けてくれると言われています。

赤ちゃんの笑いを引き出す?!

でも赤ちゃんってあやしても反応が少ないし、どう接していいのか分からない…。私も2児の母ですが、2人目の時でさえそう思いました(笑)しかし生後2~3ヶ月を越えると、赤ちゃんはちゃんと楽しい・嬉しいという感情をもち、時期に個人差はありますが笑うようになります。

パパママや周囲の人たちが触れ合いを通して赤ちゃんの笑いを引き出してあげましょう。

ここでは、赤ちゃんとのふれあい方のちょっとしたコツをご紹介します!

まねっこお話

赤ちゃんはご機嫌な時に「あ~」「う~」などと声に出します。その場に居合わせた時は、同じように声に出してお返事してあげましょう。「『あ~』なの?ほんとだ~!そうだねぇ!」など、意味が分からなくても相槌をいれてお話してあげてもいいですね。

人とコミュニケーションをとる楽しさを知り、パパママとの信頼感も生まれます。安心できる環境で、赤ちゃんは笑顔になりやすくなるでしょう。

お顔はどこだ?

赤ちゃんは『顔』に対して笑いかけます。ぬいぐるみなどのおもちゃや絵本などを、赤ちゃんの視界で左右に動かしてみましょう。私の子供たちは、0歳向けの色がはっきりした顔や動物の絵本によく反応しました!

最初は目で追いかけるだけでしたが、成長とともに笑うようになっていきます。

身体もつかった『いないいないばぁ!』

定番のいないいないばぁですが、生後3~4ヶ月で首がすわってきたら、身体も使ったいないいないばぁと取り入れてみましょう。うつぶせに寝かせた赤ちゃんの両腕をもって、上半身を起き上がらせます。

起き上がった赤ちゃんと目線があったら「ばぁ~!!」「みーつけた!!」とちょっぴりオーバーに声かけしてみてください。

シンプルに『こちょこちょ遊び』

赤ちゃんはスキンシップが大好きです。身体に触れてあげたり、バタバタするあんよを手で押し返してみたり、こちょこちょしてみたり…ポイントはパパママも笑顔で楽しそうに行うこと。

赤ちゃんは自然とまねっこするので、パパママの笑顔もまねっこしますよ。

頭がいい子に育てるのに、3歳過ぎたらもう遅い?

この記事を読んでくださっている方の中には、3歳以上のお子様を育てている方もいるかもしれません。「うちの子はもう遅いんだ…」と嘆くのは、ちょっと待ってください。

より沢山笑うことで、多少のことでは心が折れない強く賢い子に育つのです。シナプスがより増える3歳を越えてしまっても、笑うことは精神的な面で大きなメリットがあります。

『笑い』で生まれる可能性

笑うことで生まれる前向きな心が、挑戦と失敗そして成功体験を導き、子供の将来に無限大の可能性が広がります子供は日々新しい経験をし、多大な緊張・ストレスにさらされています。

そんな中、失敗してしまうことも少なくありません。そこで必要なのが、失敗を笑い飛ばして次に進むことができる前向きな心なのです。

親ができるサポート

子供が失敗してしまった時に逃げ込むことができる避難所になってあげてください。失敗してしまった自分をどんな時も受け止めてくれる存在がいれば、子供は笑って次のステージにむことができます。

そして、大切なことがもう一つ。

わが子をよく笑い前向きで賢い子に育てたいのならば、親自身も笑顔でいることです。

失敗したら親に怒られるかもしれない、失望されるかもしれない、といった恐怖心を取り除き、いろんなことに挑戦できる雰囲気作りをしましょう。よく笑う家庭では、のびのびとよく笑う子供が育ちます。

まとめ

赤ちゃんの将来が、明るく幸せなものであってほしい。

きっと親になれば誰もがそう思うことでしょう。

将来の選択肢を増やすためにも、『頭がいい』子に育ってほしいですよね。0~3歳の赤ちゃんのうちは笑うことがシナプスの増加を助け、脳の発達を促します。

物事への理解が進み感情が複雑化する3歳以降には、笑うことで強く前向きな心を持つ挑戦できる子に育ちます。

『頭がいい』という概念の捉え方は人それぞれかもしれませんが、脳と心の発達は『頭がいい』子に育つためには必要不可欠です。

わが子を笑顔でいっぱいの未来に導いてあげられるよう、パパママも笑顔を意識してみてくださいね。